車の運転が上手くなりたい。
出来ることが限られた公道での日常的な運転で
どんな練習をすればいいか、わからない。
こんな疑問にお答えします。
目次
1.自車思い通りに操るために、車両感覚を鍛える【日常の運転で実践可能】
2.あなたの走りを心地よくする方法は、交通に溶け込むこと【30km/hでも実践可能】
一定のレベルまで達すると、日々運転していて上手になっている感覚がなくなりますよね。
そんな方向けに、仕事以外で年間2万km走る私が、運転が上達するコツをお話しします。
免許を取って10年以上経ちますが、当初はマニュアル車の運転に悩んだりしました。
最近になっても、新しい気付きが多くありますね。
この記事の前のパートとなる「初級編」もありますので、参考にしてください。
もっと基礎から!という方向けです。
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自車思い通りに操るために、車両感覚を鍛える【日常の運転で実践可能】
車両感覚、言い換えると「車がどこを走っているかを知ること」ですね。
車を走らすうえで、何かとぶつかることが一番の不安だと思います。
この予防に車両感覚が大切ですね。
駐車で鍛える【後ろ向き⇒前向きの順に練習がオススメ】
白線の内側に車を収める駐車での練習が、
車両感覚を鍛えるファーストステップでは効果的です。
ポイント
この時、後ろ向き駐車⇒前向き駐車の順にマスターするのがいいでしょう。
駐車は前向きの方が簡単そうですが、前向き駐車の場合
ボンネットなどで駐車の途中から白線が見えなくなります。
つまり、途中から白線の場所のイメージが必要になります。
一方、後ろ向き駐車の場合、ギリギリまでサイドミラーに白線が映るため
実際の車の位置を確認しながら駐車することができます。
ハンドルをどっちに切ったらいいかわからなくなる人もいますが
広い場所で少し練習すると、スグになれるので大丈夫です。
ポイント
最初に後ろ向き駐車からマスターすることで、
サイドミラーで自車の位置を把握する練習になります。
交差点での左折時や、狭い道での走行、合流なんかで役立ちますね。
自車の位置でなく、障害物との位置関係も把握できるため、安全にも繋がります。
注意すべき箇所は、ミラーでの確認に慣れると、目視が疎かになりがちです。
目視で無ければ確認できない箇所もありまので、目視確認は確実に行いましょう。
ポイント
次に前向き駐車をマスターすることで、
自分の車がどの位置にあるかを頭でイメージできるようになります。
狭い道での右左折や、峠道なんかで役立ちますね。
左前や右前を摺った車をよく見かけますが、
この意識をもって練習すると防ぐことができます。
どちらも、慣れないうちは、広く車のいない箇所で練習するといいでしょう。
そして、駐車スペースに子供や障害物が無いことをしっかり確認しましょう。
アスファルトの継ぎ目を踏む【目標物をタイヤで踏んでみる】
あなた
普通に道を走りながらできる練習は無いの?
という声にお応えします。
その方法はズバリ、アスファルトの継ぎ目やマンホールなど
道路にあるものを踏んでみましょう。
ポイント
自車の位置を把握する≒タイヤがどこにあるかを把握するです。
道路を走っていると、マンホールやアスファルトの継ぎ目などがあります。
これを、車線をはみ出さないように注意して踏んでみましょう。
コトコトと音がすれば成功です。
白線の内側に白点線がある場合は、それを踏んでみてもいいかもしれません。
落ちている軍手などは、対向車や後続車がいなければいいかもしれませんが
巻き上げて他車の走行に影響を及ぼす可能性があります。
避けるのも練習のうちかもしれませんね。
自分の思い通りの場所にタイヤが行くようになれば、上達できています。
注意点として、マンホールや白線は滑りやすいので、スピードは出さないようにしましょう。
速い速度で実践する必要はありません。
あなたの走りを心地よくするために、周囲の交通に溶け込む【30km/hでも実践可能】
周囲の交通に溶け込むことができると、途端に運転がスムーズに感じられます。
理由は簡単で、あなたの運転のリズムを乱すのは
周囲の車や信号など、周囲の交通です。ここを攻略する方法を紹介していきます。
目線は少し遠くを見る
話の前提となりますが、目線は自分の進む少し先です。
よく、車の直前を見る人がいますが、視野が狭くなりますし
前の状況を把握しにくく、急アクセル、急ハンドル、急ブレーキの原因になります。
先の信号や、少し遠くにいる車のブレーキランプを気にかけるようにしましょう。
先読みして、それに応じた操作をできることが理想ですが、
それは次のステップでもOKです。
ポイント
まずは、周囲の状況を幅広く把握できるようにしましょう。
また、人間はどうしても見たものに近付いていってしまいます。
何か気になるものがあった際は注意です。
とは言え、視界から消すことも不可能なので、
車線からはみ出さないように気を付ければOKです。
前の車と一定の車間距離を保つ
この記事のメインとなる練習方法です。
周囲の状況を先読みして、それに応じて車を動かすための練習です。
あなた
前の車がノロノロでイライラする!!
そんな時こそ、この方法で思考を「ラッキー、練習するぞー!」に変えましょう。
私もよく実践しています。
ポイント
やることは簡単で、前の車と一定の車間距離を保つよう走ります。
めっちゃ難しいので、無理せず、出来なくてもOKです。
前の車に気を取られすぎて、右左折時に巻き込み事故など起こらないようにしましょう。
また、近付きすぎないようにもしましょう。
ポイントは、相手の動きを先読みすることです。
- コーナーの手前で減速しそう
- 上り坂で減速しそう
- トンネル内で減速しそう
- 前の信号が黄色に変わったので減速しそう
こんな動きが読めるようになればOKです。
目的は、一定の距離でついていくことではありません。
車内の操作はノールックを目指す
最後に、本質からチョット外れますが、こんなことも大事です。
ちょっと言い過ぎ感がありますが、車内での操作の理想はノールックです。
ウインカーやワイパーは当然として、
シフト操作、サイドブレーキの上げ下げ、窓の開閉
このくらいは見ないでも操作できるようにしておきましょう。
最近だと、オートマ車がメインですので、常にDレンジ、
これを動かす時は見ないと動かせない人もいます。
また、常にオートエアコンで、コインパーキングで駐車券を取る際に
手もとを見ないと窓を開けられない人もいます。
スムーズな運転を行うためにも、自分の車をよく理解し
見るのは位置確認のみで、ある程度はノールックで操作できるようにしましょう。
特に運転中、例えば40km/hで走っている時は、1秒で約11m進みます。
目線を長い時間逸らすことは自己にも繋がります。
次の記事でさらにステップアップできます。
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おわり
運転の練習の参考になると嬉しいです。