【お得にならない】レンタカーでハイブリッドを選ぶメリットは無し

レンタカーってハイブリッドを借りた方がお得なの？
車種指定で追加料金がかかるけど、どっちがお得なの？
こんな疑問にお答えします。

レンタカーって便利ですが、決して安いわけでは無いですよね。
少しでも燃料費を押さえたく、ハイブリッドを指定するか迷うこともあると思います。
一方で、ハイブリッド指定で追加料金が掛かることもありますよね。
実際にどの程度走るとお得になるか実際に計算していきます。

レンタカーでハイブリッドを指定しても、お得にならない

結論からお話しすると、車種と走行距離にもよりますが
レンタカーでハイブリッドを指定してもお得にはなりません。
実際に計算してみました。それでは、見ていきましょう。

車種指定により追加料金が発生する場合あり

まず、ハイブリッドを指定すると追加料金が掛かる場合があります。
これは、以下の場合に起こります。

そもそも車両価格がハイブリッドだと10～50万円程度の差が出てしまうので
仕方ないことだと思います。
乗りたい車があり車種指定するつもりであれば問題ありませんが
レンタル料金の1～2割程度の追加料金となるため、迷ってしまいますよね。

参考までに、各社の価格差は以下の通りです。
コンパクトカーとミニバンで、宿泊無しの丸一日レンタルを想定して
「12時間まで」の価格帯で比較します。
（各社、設定しているクラスが違うので、一概に比較できないことをご了承ください。）

一番ハッキリした比較ができそうな、トヨタレンタカーの価格を参考にしましょう。

逆に言うと、一つの結論ですが、
ハッキリしたクラス分けがされていないということは
ハイブリッドもガソリン車もそれほど意識する必要が無いとも言えます。

ハイブリッド車とガソリン車で、燃費は5～15km/L程度違う

ハイブリッド車とガソリン車で5～15km/L程度の燃費の差があります。
先ほどと同様、実際にコンパクトカーとミニバンの例を見てみましょう。
（2020年10月時点のデータです。）

ヤリス（ハイブリッド）スゲーですね。
燃料消費量、私の車の1/4です。(笑)

元は取れない【めちゃくちゃ走れば別だが・・・】

では本題です。
先ほど記載した通り、トヨタレンタカーを例に
どの程度走れば、元が取れるか計算していきましょう。

先ほど記載した、ヤリスとヴォクシーの燃費を「1km当たり何円で走れるか」
に計算し、それぞれの価格差を見ていきます。
ガソリンのレギュラー単価は、この記事を書いている時点の128円/Lとします。

ただし、レンタカー会社によって異なります。
先ほど記載した通りにタイムズレンタカーではレンタル料金に価格差が無い場合もあるので
全てに当てはまる、と言うわけではありませんので、ご了承ください。

ギリギリお得になる場合もあるが、メリット無し

ここまで読んで頂き、

と思った人がいると思います。
でも、330km走ったところで、±ゼロです。
そんなに切り詰める必要ありませんよね？

ギリギリまで安く抑える必要無し

繰り返しますが、330km走ったところで±ゼロです。
530km走ってもお得額は600円です。
松島で牡蠣2つ分です。(笑)

ちょっとでも安くなればいい、という考え方もありますが
旅行なんて全て予定通りに行くわけではありません。

ちょっと予定が押し、予定していた箇所をパスすることになり

・・・典型的な本末転倒ですね。

そうでなくても、お得感を求めて車種指定して達成できなかった場合、
けっこうな残念感が襲ってくると思います。

どうせお得になっても、数百円です。
燃費なんて気にするのは辞めて、気楽にいきましょう。

○○を達成しなければいけない！は精神衛生上、よくない

今回、例えば、トヨタレンタカーでヴォクシーを借り

とか、考えるのは無駄です。
ここに気を遣うのであれば、途中寄る道の駅やお土産屋さんに気を遣いましょう。
その方が、よっぽどその時間を楽しめます。
旅行でレンタカーを上手に使うコツは、以下の記事に書いています。

最後に、唯一ハイブリッド車を指定するメリットを書きます。

こんな場合です。
コスト的にはマイナスしかありませんが、
その時間を楽しむという意味では価値ありです。