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運転技術・ドライブ

オートマ限定の人が車の運転を上達するために知っておくべき2つのこと

2020年10月21日

オートマ限定の人が車の運転を上達するために知っておくべき2つのことオートマ限定だけど、運転が上手になりたい。
マニュアル車を運転したことが無いけど、知っておくべきことはある?
こんな疑問にお答えします。

目次

1.オートマ車運転上達テク①:シフトレンジを正しく知る
2.オートマ車運転上達テク②:発進・停止と加速・減速をスムーズに行う方法を知る

仕事以外で年間2万km走り、免許を取って10年以上経つ私ですが、
ほぼマニュアル車を運転しています。
そんな中でも、たまにオートマ車を運転するのですが、いろんな気付きがあります。
そんな、普通の人からは少し違った視点で、オートマ限定の方向けに
運転上達テクニックを解説していきます。

もちろん、マニュアル免許を持っているが、
普段オートマ車しか運転しない人も使えるテクニックです。

最初に書いておきますが、オートマ限定の免許を見て
コイツは何も知らない、ダメだな、運転が上手いわけない、
と言う人もいますが、全くそんなことありません。
自信をもってOKです。

オートマ車運転上達テク①:シフトレンジを正しく知る

オートマ限定の人が車の運転を上達するために知っておくべき2つのこと特にオートマ限定免許の方にありがちなのですが、
走行中、ギヤが1速⇒2速⇒3速⇒・・・と変わっていくことがわからない方がいます。
また、NレンジやLレンジの使用用途がわからない、という方もいます。

知らないから悪い!というわけではありませんし、
そんなことを意識する機会はないと思うので、むしろ知らなくて当然かもしれません。
ただし、スムーズな運転を目指したり、一部緊急時対応に必要な事柄もあるので、
是非、これを機会に知っておきましょう。

「Pレンジ」はブレーキの役目は果たさない

まずは、停車時に使う「Pレンジ」です。
これ、パーキングブレーキの役割で使う人が多いですよね。
(パーキングブレーキとは、手で引っ張るやつや、一番左の足で踏むやつです。)

この二つは、そもそも構造が違います。

  • 「Pレンジ」:ギヤ(歯車)に爪を引っかけてロックするイメージ
  • 「パーキングブレーキ」:自転車の後輪のブレーキのイメージ

つまり車を止めておく手段は「パーキングブレーキ」で、「Pレンジ」は補助手段です。
仮に「パーキングブレーキ」の利きが甘かった場合でも、
「Pレンジ」のギヤ(歯車)に掛かっている爪が補助手段として車を止めておけます。
例えば、「Pレンジのみ」で停車中、追突されると爪が折れて、
ノーブレーキの状態で車が前に飛んでいきます。

さらに厳密なことを言うと、「Pレンジ」のみで停車し車を離れると
道路交通法違反になります。道路交通法には、簡単に言うと
「車を離れる時は、しっかりブレーキをかけて車を動かない状態にしなければいけない」
とあります。
「Pレンジ」はブレーキでは無いので、厳密にはこの状態で車を離れると違反になります。

ちなみに、マニュアル免許を取った方は、停車時に1速またはバックギヤに入れる、
と習ったのを覚えてますかね?
それは、オートマ車の「Pレンジ」同じ理由で、ブレーキの補助手段です。

「Nレンジ」は基本的に使わないが知っておくべき

次に、中途半端な位置にあるにも関わらず、滅多に使わない「Nレンジ」です。
「Nレンジ」に入れておくと、車はトミカと同じ状態
つまり、押せば動くフリーの状態になります。
アクセルを踏んでも車は動きませんし、エンジンブレーキもかかりません。
「Pレンジ」のように、ギヤ(歯車)にロックもかかっていません。

あなた

では、いつ使うの?

ということですが、故障時に車を押す際や、けん引時に使います。
最近は教習所でも「基本的に使わない」と教える場合も多いようです。
故障時もレッカーの人が対応してくれますからね。
ただし、故障時の緊急脱出に使う場合もあり得ますので、覚えておきましょう。

また、下り坂を「Nレンジ」で下りると燃費向上!という方もいますが、
燃費は向上しませんし、危ないのでやめましょう。
長くなるので、その理由はまた別の機会に・・・

基本的に「Dレンジ」走行でOK

走行時のシフトレンジ選びです。

ポイント

これについては、基本的に「Dレンジ」でOKです。

加速や減速時に「2レンジ」などを使うこともありますが、次の項で説明します。

ここでは、基本となる「変速」についてお話しておきます。
車によって異なる場合もあるのですが、基本的な考え方としてご理解下さい。

変速機付きの自転車に乗ったことがある方、いますか?
車も、まさに、あのイメージです。
自転車だと1段~3段または1段~6段が主流ですよね。

  • 1段は一番軽いがスピードが出ない⇒上り坂で使いますね
  • 6段は一番重いがスピードは出る⇒スピードを出せる道で使いますね

そして、走り出しから6段だと、重くて走り出しにくいので
1段や2段から走り出し、速度に応じて少しずつ数字を大きくしていきます。

車も同じです。車は、今は1速~4速や5速が主流だと思います。

  • マニュアル車は、自転車と同様に自分でギヤを操作します。
  • オートマ車は、速度に応じて1速⇒2速⇒3速⇒・・・と勝手に変わります。

オートマのオートは、自動でギヤが変わる意味でのオートです。

ちなみに、「Dレンジ」は、その車が持つギヤの数を全て使って走ります。
「2レンジは2速」だけ、「Lレンジは1速」だけ、と言ったように
D以下のレンジは、Dより使うギヤが少ないです。
車によって「2レンジ」「Lレンジ」「Sレンジ」「Bレンジ」など
いろんな種類があるので、ココでは詳しく解説しません。

ポイント

D以下のレンジでは、力は出るがスピードは出ないということを覚えておきましょう。

ちなみに、オーバードライブOFFボタンは、一番高いギヤを封印するボタンです。
(1速~5速の車だったら、1~4速で走る)
細かい説明は省略しますが、今はこういうものと覚えておきましょう。

オートマ車運転上達テク②:発進・停止と加速・減速をスムーズに行う方法を知る

オートマ限定の人が車の運転を上達するために知っておくべき2つのこと次に、スムーズに車を走らせることにフォーカスしていきましょう。

発進・停止をスムーズに行う

発信と停止は、車を運転している時間からすると一瞬かもしれませんが
一番衝撃が起きやすい時です。

ゆっくりした操作をしなければいけない一方で、
交通の流れを乱さない操作をしなければいけず、けっこう難しいですよね。

ポイントは以下の通りです。

発進時

クリープ現象(ブレーキを離すと勝手にすすむやつ)を上手に使うといいです。
ブレーキを一気に話さず、1秒くらいかけて離すのがいいと思います
車にもよるので、自分のタイミングを見つけましょう。

ブレーキを離したら、もう1秒くらいかけてアクセルペダルに足を乗せ
ジワジワ踏み込むイメージです。

1秒と聞くと一瞬に感じますが、けっこう長いです。
最初はこのくらいから始め、徐々に早くなるのもOKです。
繰り返しになりますが、自分のタイミングを見つけましょう。

停止時

オートマ車はクリープ現象があるので、停止が難しいですよね。
よく、カックンブレーキなんて言われたりもします。

この対策として、ブレーキを踏みこみながら止まるのではなく、
ブレーキを抜きながら止まりましょう

基本的に、停止するタイミングでブレーキの踏み込みが深いほど
衝撃が大きくなります。
とは言え、車を止めるためにはある程度ブレーキを踏みこむ必要がありますので
シッカリ速度を落とした後に、停止直前にブレーキを抜きながら車を止めます。

慣れない頃は、追突しないように無理しないようにしましょう。

加速・減速をスムーズに行う

加減速ですが、基本的に「Dレンジ」のまま、アクセル&ブレーキでOKです。
この時、以下の場合に先ほど説明した「変速(ギヤが変わるやつ)」
を意識する必要があります。

高速への合流のための加速や急な登り坂など、アクセルを踏み込む時

アクセルを踏み込むと、急に音が激しくなってビビることってありますよね。
でも、ビビる必要無しです。

この音が急に激しくなる状態は、ギヤが一つ下がり
(5速で走っていたら4速、4速で走っていたら3速になります。)
エンジンの回転数が上がっているため音が大きくなっています。
自転車でギヤを下げると、足がめっちゃ速く動くのと同じです。

この状態をキックダウンと言い、音は大きく、加速は速くなります。

これを上手に使って、加速すべき箇所ではシッカリ加速しましょう。

峠道のようなだらだら続く坂、立体駐車場のような急な短い坂

状況に応じて、オーバードライブOFF、3レンジや2レンジを使います。
Lレンジは、よほど急な坂であれば使いますが、ほとんど出番無しですね。

どのレンジを使うかは、坂の勾配や速度によりますので
実際に試して覚えていくといいでしょう。

注意点は、いきなり低いギヤに落とさないことです。
安全装置があるので、エンジンが壊れることは無いと思いますが
急激なエンジンブレーキが発生します。
高いギヤから試していきましょう。

おわり

オートマ限定だから・・・と思っていた方も、
自信をもって運転できるようになると嬉しいです。

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