寒い時期の車中泊って、寒さ対策はどうすればいいの?
エンジンをかけっぱなしでもいいの?
こんな疑問にお答えします。
目次
1.冬季の車中泊の最強のお供は「湯たんぽ」
2.冬季の車中泊の心得
2018年頃になりますが、約半年間、毎週2泊ほど車中泊をしていた時期がありました。
東北の冬場でしたので、寒さ対策が必須だったのですが、
冬用の布団+毛布+湯たんぽで過ごしていました。
今回は、こんな経験から、冬季の車中泊について解説していきます。
真似厳禁ですが、-10℃でも過ごせました。(笑)
冬季の車中泊の最強のお供は「湯たんぽ」
冬季の車中泊の最強のお供は「湯たんぽ」なのですが、ここについて解説します。
冬用の布団と毛布は必須
最強とは言え、湯たんぽのみを抱えて寝るのは無理です。(笑)
冬用の布団と毛布は必ず準備しましょう。
高機能寝袋のみというのもOKです。
が、寝袋だと湯たんぽ使えません。(笑)
皆さん様々な環境があるかと思いますが、
今回は車の後部でベッドを組み、足を伸ばして寝れることを前提にします。
布団は、自宅で使っているものを車に持ち込めばOKです。
ただ、埃っぽくなるので、
事前に干すか、埃の出にくい布団を購入しても良いですね。
湯たんぽ最強説
では、湯たんぽのお話に移ります。
まず、湯たんぽが最強の理由ですが、一言で言うと「朝まで暖かい」です。
これは水の熱容量が大きいことにあります。
簡単に言うと「空気より水の方が熱を多く貯めておける」
ということです。
1kgの空気や水を1℃上げるために必要な熱量を示す言葉に
「比熱」という言葉があります。
この比熱は、空気は約1J/(kg・K)、水は約4J/(kg・K)です。
つまり、水は空気より「4倍温めにくい=4倍冷めにくい」ということです。
オススメの湯たんぽ
では、オススメの湯たんぽを紹介していきます。
湯たんぽは、主に以下の3種類があります。
(この他に、シリコンなどもありますが)
- プラスチック
コスパ最強、性能的にはこれで十分
- 金属
熱伝導率が最強、でもめちゃ熱い
物によっては、直火可能
カッコイイ
- 陶器
暖かさの保持力が最強
この中で最強なのが陶器です。
プラスチックと比べると、高額ですが、
陶器自身に熱も蓄えられるので、暖かさの持続が半端じゃないです。
このあたりは、別記事で解説していますので、併せてご覧ください。
-
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参考【陶器・金属・プラスチック】3種類の湯たんぽを徹底比較【キャンプや車中泊にも】
冬に足元が冷たいが電気毛布までは必要ない。車中泊やキャンプでお手軽に布団の中を温めたい。ズバリ、湯たんぽってどうなの?いろんな種類があるけど・・・ 目次 1.3種類の湯たんぽを徹底比較【陶器が最強】2 ...
私が使用しているのがコチラです。
私の使用しているものよりサイズが小さめですが、
最近は売り切ればかりで、コチラを紹介しておきます。
リンク
使用の注意点としては、めちゃめちゃ熱くなるので
必ずバスタオル等に包んで使用しましょう。
また、ずっと足に当て続けていると低温火傷の可能性がありますので
間接的に温かさを感じるようにしましょう。
また、使用のポイントです。
陶器は、お湯の注入口のネジ部にシール性が全くありません。
つまり、水が漏れやすいです。
このため、蓋にパッキンが付いた形状となっています。
このパッキンを効かせるため、お湯をギリギリまで入れず、
空気層を少しでも残しておくと良いでしょう。
湯たんぽは、お湯を入れた時が一番暖かく、あとは冷える一方です。
冷えた空気で湯たんぽ内が負圧になり、パッキンを効かせてくれます。
ちなみに、プラスチック製の場合は、水をギリギリまで入れないと
負圧で、湯たんぽがベコンと凹みます。
そんな時は、冷えた状態で水が入っていない湯たんぽにお湯をかけると復活します。
冬季の車中泊の心得
最後に、冬季の車中泊について少し書いていきます。
冷蔵庫の中で寝るより寒い
突然ですが、冷蔵庫の温度はJIS規格で0~10℃と定められています。
つまり、冬季の夜は冷蔵庫の中で寝るくらいか、場合によっては
それよりはるかに低い温度の中で寝ることになります。
車の中だから・・と軽く考える方もいますが、
車内は外気とほぼ同じ温度になります。
(人の発熱もあり、風も無いので、若干ましですが)
テントの中で寝るのと同じくらいの装備が必要と考えていてください。
あくまで私の経験上ですが、冬用の布団+毛布+湯たんぽで
-10℃くらいまではぐっすり寝ることができました。
エンジンを掛けたままはNG
寒くてもエンジンを掛けたまま寝ればいいんじゃないの?
という方もいるかと思いますが、これもNGです。
環境に悪い、ということ以外にも
騒音による他車や周辺住宅への迷惑となります。
また、降雪地域では、マフラー周辺に雪が積もると
排気ガスが車内に回り込み、一酸化炭素中毒の危険もあります。
アイドリングは、車に一番負荷のかかる運転状態ですので
エンジンの状態にも悪影響を及ぼします。
非常時は躊躇なく使った方が良いですが、
想定できる範囲内ではシッカリと準備していきましょう。
冬期の車中泊で湯たんぽ最強説を実感頂けると嬉しいです。
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運転技術・ドライブ
【暖房いらず】冬季の車中泊の最強のお供「湯たんぽ」を紹介
2021年3月15日
寒い時期の車中泊って、寒さ対策はどうすればいいの?
エンジンをかけっぱなしでもいいの?
こんな疑問にお答えします。
目次
1.冬季の車中泊の最強のお供は「湯たんぽ」
2.冬季の車中泊の心得
2018年頃になりますが、約半年間、毎週2泊ほど車中泊をしていた時期がありました。
東北の冬場でしたので、寒さ対策が必須だったのですが、
冬用の布団+毛布+湯たんぽで過ごしていました。
今回は、こんな経験から、冬季の車中泊について解説していきます。
真似厳禁ですが、-10℃でも過ごせました。(笑)
冬季の車中泊の最強のお供は「湯たんぽ」
冬季の車中泊の最強のお供は「湯たんぽ」なのですが、ここについて解説します。
冬用の布団と毛布は必須
最強とは言え、湯たんぽのみを抱えて寝るのは無理です。(笑)
冬用の布団と毛布は必ず準備しましょう。
高機能寝袋のみというのもOKです。
が、寝袋だと湯たんぽ使えません。(笑)
皆さん様々な環境があるかと思いますが、
今回は車の後部でベッドを組み、足を伸ばして寝れることを前提にします。
布団は、自宅で使っているものを車に持ち込めばOKです。
ただ、埃っぽくなるので、
事前に干すか、埃の出にくい布団を購入しても良いですね。
湯たんぽ最強説
では、湯たんぽのお話に移ります。
まず、湯たんぽが最強の理由ですが、一言で言うと「朝まで暖かい」です。
これは水の熱容量が大きいことにあります。
簡単に言うと「空気より水の方が熱を多く貯めておける」
ということです。
1kgの空気や水を1℃上げるために必要な熱量を示す言葉に
「比熱」という言葉があります。
この比熱は、空気は約1J/(kg・K)、水は約4J/(kg・K)です。
つまり、水は空気より「4倍温めにくい=4倍冷めにくい」ということです。
オススメの湯たんぽ
では、オススメの湯たんぽを紹介していきます。
湯たんぽは、主に以下の3種類があります。
(この他に、シリコンなどもありますが)
コスパ最強、性能的にはこれで十分
熱伝導率が最強、でもめちゃ熱い
物によっては、直火可能
カッコイイ
暖かさの保持力が最強
この中で最強なのが陶器です。
プラスチックと比べると、高額ですが、
陶器自身に熱も蓄えられるので、暖かさの持続が半端じゃないです。
このあたりは、別記事で解説していますので、併せてご覧ください。
参考【陶器・金属・プラスチック】3種類の湯たんぽを徹底比較【キャンプや車中泊にも】
冬に足元が冷たいが電気毛布までは必要ない。車中泊やキャンプでお手軽に布団の中を温めたい。ズバリ、湯たんぽってどうなの?いろんな種類があるけど・・・ 目次 1.3種類の湯たんぽを徹底比較【陶器が最強】2 ...
私が使用しているのがコチラです。
私の使用しているものよりサイズが小さめですが、
最近は売り切ればかりで、コチラを紹介しておきます。
使用の注意点としては、めちゃめちゃ熱くなるので
必ずバスタオル等に包んで使用しましょう。
また、ずっと足に当て続けていると低温火傷の可能性がありますので
間接的に温かさを感じるようにしましょう。
また、使用のポイントです。
陶器は、お湯の注入口のネジ部にシール性が全くありません。
つまり、水が漏れやすいです。
このため、蓋にパッキンが付いた形状となっています。
このパッキンを効かせるため、お湯をギリギリまで入れず、
空気層を少しでも残しておくと良いでしょう。
湯たんぽは、お湯を入れた時が一番暖かく、あとは冷える一方です。
冷えた空気で湯たんぽ内が負圧になり、パッキンを効かせてくれます。
ちなみに、プラスチック製の場合は、水をギリギリまで入れないと
負圧で、湯たんぽがベコンと凹みます。
そんな時は、冷えた状態で水が入っていない湯たんぽにお湯をかけると復活します。
冬季の車中泊の心得
最後に、冬季の車中泊について少し書いていきます。
冷蔵庫の中で寝るより寒い
突然ですが、冷蔵庫の温度はJIS規格で0~10℃と定められています。
つまり、冬季の夜は冷蔵庫の中で寝るくらいか、場合によっては
それよりはるかに低い温度の中で寝ることになります。
車の中だから・・と軽く考える方もいますが、
車内は外気とほぼ同じ温度になります。
(人の発熱もあり、風も無いので、若干ましですが)
テントの中で寝るのと同じくらいの装備が必要と考えていてください。
あくまで私の経験上ですが、冬用の布団+毛布+湯たんぽで
-10℃くらいまではぐっすり寝ることができました。
エンジンを掛けたままはNG
寒くてもエンジンを掛けたまま寝ればいいんじゃないの?
という方もいるかと思いますが、これもNGです。
環境に悪い、ということ以外にも
騒音による他車や周辺住宅への迷惑となります。
また、降雪地域では、マフラー周辺に雪が積もると
排気ガスが車内に回り込み、一酸化炭素中毒の危険もあります。
アイドリングは、車に一番負荷のかかる運転状態ですので
エンジンの状態にも悪影響を及ぼします。
非常時は躊躇なく使った方が良いですが、
想定できる範囲内ではシッカリと準備していきましょう。
おわり
冬期の車中泊で湯たんぽ最強説を実感頂けると嬉しいです。
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