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電気自動車

EV:電気自動車、PHEV:プラグインハイブリッド、HV:ハイブリッドの違いとは【外部電源による充電可否、エンジンの有無がポイント】

2021年3月5日

EV:電気自動車、PHEV:プラグインハイブリッド、HV:ハイブリッドの違いとは
電気自動車、プラグインハイブリッド、ハイブリッドの違いが知りたい。
どれが一番いいの?
こんな疑問にお答えします。

目次

1.EVはエンジン無し、HVは外部電源による充電不可、PHEVは両方可
2.長距離移動が多い人はPHEV、短距離移動が多い人はEVがおすすめ

EV、PHEV、HVといろいろな種類の車が出てきても
実際にそういう仕組みなのかわかりにくいですよね。
今回は、この3種類を個別に解説していきます。



EVはエンジン無し、HVは外部電源による充電不可、PHEVは両方可

簡単に分類すると、以下の通りです。

  • 外部充電可:EV、PHEV
  • エンジン併用:PHEV、HV

個別に解説していきます。

電気だけで動く電気自動車:EV

電気自動車は、その名の通りですが、電気だけで動きます。
これまでの車は、ガソリンや軽油をエンジンの中で燃やして動く「内燃機関」
という方式ですが、電気自動車はモーターで動きます。
ミニ四駆の大きいバージョンですねw

このため、走行中に二酸化炭素などの排出が全くないことが特徴です。
ただ、発電所で電気を作る段階で二酸化炭素が発生しますので、
ゼロかと言うと微妙ですが・・・

電気自動車はバッテリーを積んでおり、その電気をエネルギー源として動きます。
もちろん、ミニ四駆のように簡単に電池交換はできませんので、充電が必要となります。

ショッピングモールや高速のSA等にある急速充電器や
自宅でも工事をすれば自宅で充電ができます。
自宅での充電については、コチラの記事も併せてご覧ください。

自宅で電気自動車を充電する際の注意点【工事は必要?100V?200V?】
参考自宅で電気自動車を充電する際の注意点【工事は必要?100V?200V?】

電気自動車を自宅で充電する時はどうすればいいの?100Vとか200Vとあるけど、どちらが良いの?こんな疑問にお答えします。 参考 1.電気自動車の充電電圧と電気の種類【三相200V、単層200V、単層 ...

また、現在のバッテリーの性能では、どうしてもガソリン車より航続距離が短くなってしまいます。
航続距離200~300kmの車が一番多いみたいですね。

電気自動車に関する、メリット/デメリットの記事もありますので、併せてご覧ください。

電気自動車のメリットとデメリット【最大の長所は環境性能、短所は抱えるリスク】
参考電気自動車のメリットとデメリット【最大の長所は環境性能、短所は抱えるリスク】

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エンジンとモーターを併用して走るハイブリッドカー:HV

プラグインハイブリッドの前に、ハイブリッドを説明しておきましょう。
ハイブリッド(かけ合わせ、混成)という名の通り、
エンジンとモーターの両方を使って走る方式がハイブリッドです。

電気自動車と違い、モーターを動かす電力はエンジンを使って発電するので
外部電源による充電は必要ありません。

細かく分けるといろいろな方式があり、

  • 走り始めはモーターで、負荷が減るとエンジンを動かすタイプ
  • 基本的にはエンジンで走り、モーターで補うタイプ

などがあります。

また、最近では、エンジンで発電して、その電気でモーター動かすタイプも流行りですね。
このパターンは、車を動かす動力は完全にモーターです。
モーターを動かす電力をエンジンで発電しています。
最近だと、気動車(ディーゼルの電車)もこの手法です。
調べてみると、バスも出てきているようですね。

EVとHVのいいとこ取りのプラグインハイブリッド:PHEV

最後に解説していくのが、プラグインハイブリッドです。
簡単に言うと、

  • 外部電源で充電できるハイブリッドカー
  • エンジンでも走れる電気自動車

です。

ハイブリッドだとエンジンに頼る割合も多く、電気自動車だと航続距離や充電箇所などの
デメリットを解消するのがプラグインハイブリッドです。

メリットを併せ持つということは、それだけ車側の設備も増えるわけで
車体の価格は上がってしまいます。
普段の走行距離などでお得度は変わってきますが、アウトドアや災害時の備え
という意味で選ぶのもありでしょう。

バッテリーを予備電源として使え、容量が低下してもガソリンが残っていれば
エンジンで充電できます。



長距離移動が多い人はPHEV、短距離移動が多い人はEVがおすすめ

ここからは、完全に個人的意見になりますが、
どんな人にどれをおすすめするかを記載していきます。

長距離移動が多い人はPHEV

まず、長距離移動が多い方はPHEVがおすすめです。
長距離とは、だいたい100km以上でしょうか。

車種にもよりますが、電気自動車の満充電での走行距離が約200~300kmの
車種が多いのが理由の一つです。

充電器が増えてきたとはいえ、ガソリンスタンドの数には及びませんので
満充電で往復できないというのは少々不安ですよね。
また、充電器があったとしても、充電まで時間が掛かってしまいますので
行程によっては時間に縛られてしまいます。

次に運転する上でのリスクです。
最近だと雪道での立ち往生が取り上げられることが多いですね。

雪道では暖房の問題もあり、電気自動車は圧倒的不利になります。
エンジンのある車の暖房は、エンジンの排熱です。
気になる方はコチラの記事を参考にしてみてください。

車の暖房はエアコンがいらない話【曇った時だけでOK、仕組みを理解して燃費向上】
参考車の暖房はエアコンがいらない話【曇った時だけでOK、仕組みを理解して燃費向上】

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雪道でなくても、事故、大雨など通行止めによって足止めとなる可能性があります。
炎天下の中、エアコンも無しに解除を待つのは大変ですし、
台風による停電で充電器が使えなくなる可能性があります。

こういったリスクを回避するためにも、
長距離移動に電気自動車は適さないと思います。

PHEVとHVについては、正直どちらでもいいと思います。
走る距離が長いほどPHEVが有利になりますし、
アウトドアユースとなるとPHEVの方が魅力的でしょう。

短距離移動が多い人はEVがおすすめ

一方で、短距離の移動が多い方は電気自動車の選択が良いと思います。
大きな理由は、上記のようなリスクが少ないことですかね。

一般的には、燃料代が安くなるなど言われていますし、それは正しいと思います。
一般的な項目はググって頂くとして、ここでは少し違った視点で解説してみます。

少し技術屋目線でお話しすると、(技術屋であって車屋では無いですが・・・)
エンジンの場合、温まった状態が最もパフォーマンスのいい状態となります。

最近では、暖機運転は必要ないと言われていますが、やはりエンジンが冷えている状態だと
エンジンの音が若干違いますよね。もちろんその状態では燃費も悪いです。

短距離の移動の場合、エンジンが温まる前にエンジンを切ることになります。
これはシビアコンディションとも呼ばれ、エンジンに優しくない状態なのです。

モーターの場合、全く関係ないとは言いませんが、ほぼ無視できるレベルです。
短距離移動でも車のコンディションを落としにくいのが電気自動車の特徴かと思います。

とは言え、使い勝手などは実際に使ってみないとわからないですよね。
店舗が神戸なので関西圏の方限定となってしまいますが、こんな店舗があります。
電気自動車のリースという選択肢も選べ、試乗もできますので、
是非チェックしてみてください。

電気自動車の無料試乗(神戸)

おわり

EV、PHEV、HVの違いをご理解頂けると嬉しいです。

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