電気自動車のメリット、デメリットを知りたい。
こんな疑問にお答えします。
目次
1.電気自動車最大のメリットは、環境性能【走行による二酸化炭素の排出量ゼロ】
2.電気自動車最大のデメリットは、抱えるリスク【非常時だけでないリスク】
電気自動車の導入を考えてる方にとって、
メリットとデメリットが気になる方も多いと思います。
今回は、これについて解説していきます。
電気自動車最大のメリットは環境性能【走行による二酸化炭素の排出量ゼロ】
電気自動車最大のメリットは環境性能ですが、その他も記載していきます。
二酸化炭素排出量ゼロの環境性能
そもそも電気自動車とは、従来のエンジンで動く車と違い
化石燃料を燃焼することなく、電気でモーターを回して動きます。
このため、二酸化炭素や窒素酸化物などを一切出すことなく、
車を走らせることができます。
(ただ、発電所の発電で二酸化炭素を発生させますが・・・)
ただ、今後は風力や太陽光などの再生可能エネルギーが増えると考えると
環境面で、もっと優位になりますね。
ランニングコストが安い
ランニングコスト面においては、燃料単価の違いがあります。
ガソリン車と比較してみましょう。
- 電気自動車(リーフの場合)
JC08モードで120Wh/kmですので、0.12kWh/km
20円/kWhとすると、2.4円/kmとなります。
(0.12kWh/km×20円/kWh=2.4円/km)
- ガソリン車(コンパクトカークラスで))
燃費を20km/L、ガソリン価格を140円/Lと仮定すると、
7円/kmとなります。
(1km走るのに2.4円、7円かかるという意味です)
例えば、年間1万km走ると考えると、次の価格差が発生します。
- 電気自動車24,000円/年
- ガソリン車70,000円/年
- 価格差:46,000円/年
ここだけ見ると、大したことないなぁ・・・
と思う方も多いかと思います。
ただ、ランニングコストは燃料費だけではありません。
電気自動車はトランスミッション、燃料タンク、ラジエーターなどが必要無いなど、
機械的な部品が少ないです。
エンジンオイルもミッションオイルもラジエーター液も必要ありません。
その分、故障やメンテナンスに関わる費用も少なくなります。
ただし、バッテリーの寿命や電気関係のトラブルが重くなる可能性はありますね。
最近の車なので、一般的な10万kmほどは大丈夫と思いますが・・・
非常用電源としても使える
電気自動車は、大容量のバッテリーを載せているため、非常用電源として利用可能です。
台風や地震などによる停電時には重宝するでしょう。
一方で、非常用電源として使う場合は、充電設備がある家で行わないと
車を動かすことができなくなり、帰ることができなくなります。
この点では、エンジンでの発電もできるPHEVが便利ですね。
自宅での充電については、コチラの記事で解説しています。
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参考自宅で電気自動車を充電する際の注意点【工事は必要?100V?200V?】
電気自動車を自宅で充電する時はどうすればいいの?100Vとか200Vとあるけど、どちらが良いの?こんな疑問にお答えします。 参考 1.電気自動車の充電電圧と電気の種類【三相200V、単層200V、単層 ...
また、EVとPHEVの違いは、コチラの記事で解説しています。
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参考EV:電気自動車、PHEV:プラグインハイブリッド、HV:ハイブリッドの違いとは【外部電源による充電可否、エンジンの有無がポイント】
電気自動車、プラグインハイブリッド、ハイブリッドの違いが知りたい。 どれが一番いいの? こんな疑問にお答えします。 目次 1.EVはエンジン無し、HVは外部電源による充電不可、PHEVは両方可 2.長 ...
電気自動車最大のデメリットは、抱えるリスク【非常時だけでないリスク】
電気自動車の最大のデメリットは、非常時だけでなく、通常利用時にも抱えるリスクでしょう。
非常時、通常時に潜むリスク
電気自動車は、地震や台風、大雪での立ち往生時に
出先で電気切れとなるリスクがあります。
また、通常時においても、事故渋滞などで可能性があります。
この時に、夏や冬の猛暑時や厳冬期だと、
運転手や同乗者の命に影響を及ぼす可能性もあります。
リスクについては、別記事で詳しく解説していますので
コチラも併せてご覧ください。
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参考【大雪、台風、停電】災害時に電気自動車に潜むリスクを考察【普段の移動にもリスクあり】
電気自動車の災害時のリスクって話題になっているけど、どうなの? 実際にどんな事が考えられる? こんな疑問にお答えします。 目次 1.災害時に電気自動車に潜むリスク【非常時の電気切れに潜むリスク】 2. ...
航続距離と充電時間
短いと言われる電気自動車の航続距離ですが、例えばリーフのバッテリー62kWhの
モデルでは、JC08モードで570km走ることができます。
これは、燃料タンク40Lで燃費15km/Lの車に匹敵する性能で
1世代前の軽自動車レベルですね。
つまり、それほど極端に悪いわけではありません。
そこで問題になるのが、充電時間です。
ガソリン車であれば、ほんの10分もあれば満タンになって、お金の支払いまで済みますが
電気自動車は充電のみで急速充電でも30~40分かかると言われています。
(バッテリー容量によっても異なりますが)
家庭で充電する場合は8時間ほどかかる場合もあります。
これに加えて、そもそも街中に充電設備が少ないということもあり、
かなり気を使いながら走ることになるでしょう。
電気自動車のメリットとデメリットについてご理解頂けると嬉しいです。
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電気自動車
電気自動車のメリットとデメリット【最大の長所は環境性能、短所は抱えるリスク】
電気自動車のメリット、デメリットを知りたい。
こんな疑問にお答えします。
目次
1.電気自動車最大のメリットは、環境性能【走行による二酸化炭素の排出量ゼロ】
2.電気自動車最大のデメリットは、抱えるリスク【非常時だけでないリスク】
電気自動車の導入を考えてる方にとって、
メリットとデメリットが気になる方も多いと思います。
今回は、これについて解説していきます。
電気自動車最大のメリットは環境性能【走行による二酸化炭素の排出量ゼロ】
電気自動車最大のメリットは環境性能ですが、その他も記載していきます。
二酸化炭素排出量ゼロの環境性能
そもそも電気自動車とは、従来のエンジンで動く車と違い
化石燃料を燃焼することなく、電気でモーターを回して動きます。
このため、二酸化炭素や窒素酸化物などを一切出すことなく、
車を走らせることができます。
(ただ、発電所の発電で二酸化炭素を発生させますが・・・)
ただ、今後は風力や太陽光などの再生可能エネルギーが増えると考えると
環境面で、もっと優位になりますね。
ランニングコストが安い
ランニングコスト面においては、燃料単価の違いがあります。
ガソリン車と比較してみましょう。
JC08モードで120Wh/kmですので、0.12kWh/km
20円/kWhとすると、2.4円/kmとなります。
(0.12kWh/km×20円/kWh=2.4円/km)
燃費を20km/L、ガソリン価格を140円/Lと仮定すると、
7円/kmとなります。
(1km走るのに2.4円、7円かかるという意味です)
例えば、年間1万km走ると考えると、次の価格差が発生します。
ここだけ見ると、大したことないなぁ・・・
と思う方も多いかと思います。
ただ、ランニングコストは燃料費だけではありません。
電気自動車はトランスミッション、燃料タンク、ラジエーターなどが必要無いなど、
機械的な部品が少ないです。
エンジンオイルもミッションオイルもラジエーター液も必要ありません。
その分、故障やメンテナンスに関わる費用も少なくなります。
ただし、バッテリーの寿命や電気関係のトラブルが重くなる可能性はありますね。
最近の車なので、一般的な10万kmほどは大丈夫と思いますが・・・
非常用電源としても使える
電気自動車は、大容量のバッテリーを載せているため、非常用電源として利用可能です。
台風や地震などによる停電時には重宝するでしょう。
一方で、非常用電源として使う場合は、充電設備がある家で行わないと
車を動かすことができなくなり、帰ることができなくなります。
この点では、エンジンでの発電もできるPHEVが便利ですね。
自宅での充電については、コチラの記事で解説しています。
参考自宅で電気自動車を充電する際の注意点【工事は必要?100V?200V?】
電気自動車を自宅で充電する時はどうすればいいの?100Vとか200Vとあるけど、どちらが良いの?こんな疑問にお答えします。 参考 1.電気自動車の充電電圧と電気の種類【三相200V、単層200V、単層 ...
また、EVとPHEVの違いは、コチラの記事で解説しています。
参考EV:電気自動車、PHEV:プラグインハイブリッド、HV:ハイブリッドの違いとは【外部電源による充電可否、エンジンの有無がポイント】
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電気自動車最大のデメリットは、抱えるリスク【非常時だけでないリスク】
電気自動車の最大のデメリットは、非常時だけでなく、通常利用時にも抱えるリスクでしょう。
非常時、通常時に潜むリスク
電気自動車は、地震や台風、大雪での立ち往生時に
出先で電気切れとなるリスクがあります。
また、通常時においても、事故渋滞などで可能性があります。
この時に、夏や冬の猛暑時や厳冬期だと、
運転手や同乗者の命に影響を及ぼす可能性もあります。
リスクについては、別記事で詳しく解説していますので
コチラも併せてご覧ください。
参考【大雪、台風、停電】災害時に電気自動車に潜むリスクを考察【普段の移動にもリスクあり】
電気自動車の災害時のリスクって話題になっているけど、どうなの? 実際にどんな事が考えられる? こんな疑問にお答えします。 目次 1.災害時に電気自動車に潜むリスク【非常時の電気切れに潜むリスク】 2. ...
航続距離と充電時間
短いと言われる電気自動車の航続距離ですが、例えばリーフのバッテリー62kWhの
モデルでは、JC08モードで570km走ることができます。
これは、燃料タンク40Lで燃費15km/Lの車に匹敵する性能で
1世代前の軽自動車レベルですね。
つまり、それほど極端に悪いわけではありません。
そこで問題になるのが、充電時間です。
ガソリン車であれば、ほんの10分もあれば満タンになって、お金の支払いまで済みますが
電気自動車は充電のみで急速充電でも30~40分かかると言われています。
(バッテリー容量によっても異なりますが)
家庭で充電する場合は8時間ほどかかる場合もあります。
これに加えて、そもそも街中に充電設備が少ないということもあり、
かなり気を使いながら走ることになるでしょう。
おわり
電気自動車のメリットとデメリットについてご理解頂けると嬉しいです。
-電気自動車
-紹介・解説