78プラドのオイル交換って簡単にできるの?
どんなエンジンオイルを使えばいいの?
こんな疑問にお答えします。
78プラドに5年乗っており、毎回自分でオイル交換している私がお届けします。
年3回くらいとして、15回はやっていますかね。前の車から数えて10年以上やっています。
ただ、自己流なので、間違っていることもあるかもしれません。
もし、実行される方がいたら、自己責任でお願いします。
1.78プラドのオイル交換のやり方【必要量、頻度も解説】
78プラドって、純正でも地上最低高が高いのでジャッキアップ無しでオイル交換でき、簡単です。
オイル交換の方法を順番に説明していきます。
その前に、準備するものを書いておきましょう。
- エンジンオイル
8L程度(約7L、オイルフィルターを交換すると約7.5L使います。)
(詳しくは後ほど解説します) - メガネレンチやボックスレンチ(ドレンボルト用)
- ドレンパッキン
- トルクレンチ
- 廃油入れ
- キッチンペーパー
- 段ボール(車の下に潜るのにあると便利、なくてもOK)
- オイルジョッキ
4L缶を使う場合は漏斗でも可(ペットボトルの上を切ったやつでもOK、謎にフィットします。) - パーツクリーナー
- 夏なら蚊取り線香(オイルが燃えないように注意)
また、基本ですが平坦な場所で作業しましょう。
斜めな場所だと、レベルゲージでオイルの量を正確に計れないです。
エンジンオイル交換の頻度
エンジンオイル交換の頻度ですが、78プラドの取扱説明書には以下の記述があります。
取扱説明書
- 必ず5,000kmごと
- ただし、6か月をこえないこと
- オイルフィルターは必ず10,000kmごと
オイルフィルターについては「78プラドのオイルフィルター交換について書いた記事」をご覧ください。
ターボ付きディーゼルですので、オイル環境は劣悪です。
この頻度は守った方が良いでしょう。
少し自己流を解説すると、3,000kmを超えたあたりから意識し始め、5,000kmを超えたら時間の取れる時に交換する感じです。
(5,000kmを超えるので、悪い例ですw)
慣れてくると、距離を意識せずとも、音で分かるようになります。
だいたい3,000km付近でエンジンノイズが大きくなり始め、5,000kmを超えると「早く変えてぇぇぇ」とエンジンが言い出します(笑)
何言ってるねんw
と思うかもしれませんが、オイル交換後のエンジンの静かになり具合を何回か体感するとわかるようになると思います。
それでは、実際に78プラドのオイル交換の方法を紹介していきましょう。
冒頭にも書きましたが、自己流なので間違っていることもあるかもしれません。
実行される方がいたら、自己責任でお願いします。
古いエンジンオイルを抜く
まず、車の下にもぐり、オイルパンを見つけてください。
こんなのがあるはずです。
画像中央少し上にある大きい物体がオイルを溜めておく「オイルパン」、画像中央左にあるボルトが外すとオイルが出てくる「ドレンボルト」です。
ドレンボルトを外すと、エンジンオイルが出てきますので
下に受け皿を置いてエンジンオイルを出しましょう。
ところで写真のオイルが出ている変な金具は、バルブになっており、コックをひねるだけでエンジンオイルが出てくる優れものです。
私はコレを付けています。
これを付けておくと、ボルトを外す必要無しです。
便利だけど、デメリットもあるわけで・・・以下の通りです。
- メリット
・とにかく楽
・手があまり汚れない
・ドレンパッキン交換の必要が無い - デメリット
・オイルが出てくるのが遅い
(でもモデルチェンジして早くなったらしい。買ってみよ。)
・走行中に何かが当たるとヤバい・・・
(よほどオフロード走行をしない限り当たらないと思いますが。)
また、オイルを抜く際にオイルフィラーキャップは緩めておいた方がいいですね。
中が負圧になって開きにくくなるかもしれません。
(ゴミが入るので外しちゃダメです。)
オイルフィルターを交換する場合は、ここで交換します。
オイルフィルターの交換については「78プラドのオイルフィルター交換について書いた記事」をご覧ください。
新しいエンジンオイルを入れる
次に、新しいエンジンオイルを入れていきます。
オイルジョッキに新しいオイルを入れます。
あとはエンジンオイルを入れていきましょう。
だいたい7L入ります。
オイルフィルターを変えている場合は7.5Lくらい入ります。
エンジンオイルの量ですが、78プラドの修理書を見てみると以下のように書いてあります。
修理書
- オイル交換のみ ⇒ 7.3L
- オイル交換+オイルフィルター交換 ⇒ 7.7L
が、そんなに入った記憶がありません。
ちゃんと時間をかけてオイルを抜けば、このくらい入るでしょう。
ちなみに、私はペール缶(20L)を使っていますが、4L缶を使う方はオイルジョッキを使わなくてもOKです。
この時、漏斗を使うと良いんですが、ペットボトルを切って逆さまにするとオイルの入れ口にシンデレラフィットします。
レベルゲージでエンジンオイルの量を確認したら、一度エンジンを掛けて数分後に止め、さらに数分後にもう一度オイル量を確認しましょう。
この時間ですが、78プラドの修理書を見てみると以下のように書いてあります。
修理書
エンジンを暖気してから停止状態で5分間放置後、オイル量がゲージのFレベルにあることを確認する。
オイルフィルターを交換していないときは、ほとんどレベルは変わらないはずです。
オイルフィルターを交換していると、フィルターにオイルが吸われるので少なくなっているはずです。
足りないようであれば足しましょう。
この時、オイル量が少ないのもダメですが、多すぎるのもダメです。
エンジン内部で、エンジン内の部品がエンジンオイルをバシャバシャ叩くようになり、エンジントラブルの原因になります。
廃油処理
最後に、古いオイルってどうするの?
って疑問があるかと思います。
実際、この処理が一番面倒かと思います。
私の推奨は以下の2つです。
- 廃油処理パックに吸収させてゴミに出す
- 廃油回収業者に持ち込む
1つ目はお手軽です。
廃油処理パックが売っていますので、それに吸収させて燃えるゴミとして出します。
ただし、自治体によって回収できない場合もあるので注意です。
パック容量6.5Lのものが売っています。少々足りないですが、
キッチンペーパーでごまかせばOKです。
2つ目ですが、近くに廃油を回収してくれる業者があるかもしれません。
身近な例だと、ガソリンスタンドですね。
我が家の近くには、回収業者があり無料で引き取ってくれます。
廃油回収パックもお金が掛かるので、嬉しいですね。
ちなみに、廃油は空いたペール缶に入れています。
2.エンジンオイルは「キャッスルディーゼルRV」がオススメ【費用も解説】
エンジンオイルは「キャッスルディーゼルRV」がオススメです。
理由は、トヨタ純正ブランドのキャッスルディーゼルシリーズの、CF-4という一番高いグレード(7段階の一番上)だからです。
グレード:CF-4>CF>CE>CD>CC>CB>CA
※DPF装着など、ディーゼル規制対策をしている車は、指定されているオイルを使用してください。
やはり一番高いグレードがオススメ【キャッスルディーゼルRV】
一番価格の高いオイルですが、車の年間の維持費からすると、オイルの違いは大した金額ではありません。
維持費については「78プラドの維持費について解説した記事」をご覧ください。
参考までに、78プラドの修理書を見ると、以下の記載があります。
修理書
指定油脂は「キャッスル ディーゼルオイルニュースペシャルⅡ」と記載があります。
CDというグレードのオイルで、現在だと「キャッスル ディーゼルスーパー」というオイルが、これに該当します。
修理書的には上記のオイルでもいいと書いてありますが、オイル性能も年々進化しており、エンジン保護性能の高いオイルを使うのが車に良いのは間違いありません。
古い車です。
「年間数千円の違い」と「長く乗るためのより良いメンテナンス」
この2つを比べた時に、どちらを選ぶかは迷う間でもありませんよね。
と、いうことで、オススメは「キャッスルディーゼルRV」です。
オイル交換の費用
オイル交換の費用ですが、簡単に紹介しておきます。
- エンジンオイル(キャッスルディーゼルRV 20L缶)
約8,000円/20L ⇒ 2.8回分くらい ⇒ 約2,900円/回 - メガネレンチやボックスレンチ(ドレンボルト用)
手持ちの物を使う - ドレンパッキン
50円/個くらい - トルクレンチ
手持ちの物を使う - 廃油入れ
数百円 - キッチンペーパー
家にあるものを拝借 - 段ボール(車の下に潜るのにあると便利、なくてもOK)
家にあるものを使う - オイルジョッキ
数百円
超ザックリですが、1回あたり3,000~4,000円程度です。
カー用品店でやると、だいたい5,000円程度なので、自分でやる手間を考えると自分でやる意味とは?
と思う方もいるかもしれませんね。
オイルフィルターも入れると+2,000円くらいのイメージです。
ただ、車の下に潜ることで自分の車の状態が自分でわかったりするので、私は毎回自分でやっています。
好きな時間に自分のタイミングで出来ますしね。