タイヤ交換って自分でできるの?
自分でやりたいけど不安・・・
こんな悩みを解決していきます。
目次
1.タイヤ交換のやり方【78プラドを例に外し方から付け方まで解説】
2.タイヤ交換は、タイヤ点検の良いチャンス
自分の車をもって10年を超えましたが、毎年自分でタイヤ交換しています。
そんな私のやり方を紹介していきます。
タイヤ交換のやり方【78プラドを例に外し方から付け方まで解説】
それでは、タイヤの交換のやりかたについて解説していきましょう。
準備する物は、以下の通りです。
- ジャッキ
- トルクレンチ
- タイヤ
また、ジャッキスタンド(ウマと呼ばれるもの)があるとより安全です。
ジャッキの選び方やトルクレンチの必要性については、別の機会に解説します。
ジャッキアップする
まず、ジャッキアップです。
注意点としては、
- 平らな場所で作業する
- ジャッキを当てる場所を間違えない
の2点です。
ジャッキは不安定ですので、必ず平らな場所で作業しましょう。
また、ジャッキを当てる場所は、上の写真のようにデフの部分がオススメです。
変な場所に当てると、車体が凹むので気を付けましょう。気分も凹みます。
また、デフが車体の中心から運転席側に寄っているので、助手席側のタイヤを上げるには
運転席側を、かなり上げる必要があります。
このため、以下の順番がオススメです。(フロント、リア共に同じ)
~ジャッキアップ前準備~
- サイドブレーキを掛ける。
MTならギヤをバック、ATならパーキングに入れる。
(これをしないと、車が動き危険です。) - ホイールナットを緩めておく(外さない)
ジャッキアップしてからは、不安定な車体に出来るだけ力を加えたくないので、
事前に緩めておきましょう。
緩めるのは、十字レンチが力を入れやすくオススメです。
ホイールによってはナットとホイールの隙間が小さい場合もあるので
レンチの肉厚が薄い「薄口」と書いてあるタイプがオススメです。 - 写真のように輪留めの代わりに、タイヤを置いておくと、より安全です。
~ジャッキアップ&タイヤ交換~
- 運転席側のタイヤが少し持ち上がるまでジャッキアップ
(この時、助手席側のタイヤは、まだ接地している) - 運転席側のタイヤを交換する。
- 運転席側のタイヤを交換後、ジャッキを上げ増して助手席側のタイヤを変える
- 助手席側のタイヤを交換する。
- ジャッキを下げる
また、ジャッキスタンドを掛けるのが一番安全です。
仮に車の下に潜る場合は、必ず使用しましょう。
タイヤを外す
この段階で、以下の状態ですね。
- ジャッキアップされて外したいタイヤが地面から離れている
- ホイールナットが緩んでいる
それでは、タイヤを外していきます。
ホイールナットが緩んでいれば、あとは手回しで取れます。
上の写真のように、トルクレンチに付属しているエクステンションバー(延長するやつ)
を利用して手回しで取ってしまいましょう。
とは言え、この時、スムーズにナットが外れないと思います。
これは、ホイールがナットに干渉しているためです。
少し手でホイールを持ち上げたり、揺すりながらナットを緩めていきましょう。
この時、十字レンチなどで力を掛けて無理に回すと下の写真のようになります。
この写真は、パンク修理をタイヤ屋に任せた後の写真です。
インパクトなどで一気に外すとこうなります・・・
人力だと、ここまで酷くならないと思いますが、気を付けましょう。
タイヤを取り付ける
タイヤの取り付けで一番重要なのは、ナットの締め付ける強さです。
タイヤの取り付け手順は、以下の通りです。
- タイヤをはめる
タイヤのローテーションを考えて、どのタイヤをどこに付けるかを決めてください。
ローテーションについては、また別の記事を書こうと思います。 - 手で全てのナットを付ける
- タイヤを揺すりながら、ナットを手で締める
先ほどのエクステンションバーを併用しながら締めていきましょう。
一気に工具で締めるより、タイヤの中心を合わせながらがナットを手締めが
ホイールに優しいです。 - ナットがホイールに当たったら、トルクレンチでナットを締め込んでいきます。
締める順番は対角が基本です。、以下の写真を参考にしてください。
この順番は取説にも書いてありますが、肝心の締め付けトルクが書いてないんですよね・・・
私は、トルクレンチに103N・mって書いてあったので、それで締めています。
正確な数値は、車種やナットサイズによっても変わりますので、ディーラー等でご確認ください。
最後に、タイヤの空気圧も確認しましょう。
小ネタを少々・・・
後輪はサイドブレーキ、前輪はギヤをバックに入れておけば基本的にタイヤは動きません。
ただ、前輪はブレーキが効いていないため、デフが効いてタイヤが回転してしまう
経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
(デフの説明は、ココでは省略します。)
この場合、以下の写真のようにブレーキペダルを踏みっぱなしにしてしまいましょう。
ただし、ブレーキランプが点きっぱなしになります。
意外と電気を使うので、気を付けましょう。
タイヤ交換は、タイヤ点検の良いチャンス
タイヤ交換は、タイヤ点検の良いチャンスです。
タイヤやタイヤハウスの状態を確認する
せっかくタイヤ交換をするのですから、簡単に各部の点検をしてみましょう。
思い当たるのは、以下の項目です。
とは言え、言い出せばキリがないので、簡単に見られる3項目を挙げます。
- タイヤの溝やヒビなど
- ブレーキローターのレコード傷など
- タイヤハウスやブレーキ周りの錆
特に無理してみる必要は無いですが、
タイヤの溝くらいは確認しておきましょう。
タイヤの溝の見方
タイヤの溝は、新品で8mm、1.6mm未満で車検不適合です。
この目印として、スリップサインと呼ばれる、溝の間の盛り上がった箇所があり
それを見ることで確認できます。
スリップサインは、以下の写真のように、ココにあるよ!と矢印が書いてあります。
ここを見ると、こんな風になっています。
意外と溝って無くなっても大丈夫なんだな~って思いますよね。
また、上のタイヤはスタッドレスなのですが、
スタッドレスは、雪道スリップサインもあります。
コレ以下になると、雪道では機能しないが、通常の道ではOK,という意味です
先ほどと同じく、ココにあるよ、という矢印の上にあります。
ここまで減ると、スタッドレスとしては機能しません。
まだまだ溝はあるよ、と思っても、思わぬ箇所で滑りますので、新調必須です。
78プラドに関してですが、タイヤサイズ、ホイールサイズについて以下の記事もありますので
購入を検討している方は参考にしてみてください。
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おわり
タイヤ交換の参考になると嬉しいです。