ある程度、車を思い通りに動かすことができるようになった。
でも、運転が上手くなっている気がしない。
こんな悩みを解決していきます。
目次
1.運転が上達しないと感じる人は、他車優先に徹すること
2.上級者向け【追突させない運転を目指す】
仕事以外で年間2万km走り、免許を取って10年以上経つ私ですが、
ここ数年は上記の悩みを持っていました。
ドライブ大好き人間の私が10年目くらいに行きついた結論を解説していきます。
今回書くことは、少しレベルが高く、実践できる状況とできない状況があります。
実際の状況を見ながらの判断が求められますので、ご了承ください。
この記事の前パートとなる記事はコチラです。
車を思い通りに動かすことにフォーカスしています。
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参考運転上達の練習テクニック【教習所では教えない2つの方法を解説】
車の運転が上手くなりたい。 出来ることが限られた公道での日常的な運転で どんな練習をすればいいか、わからない。 こんな疑問にお答えします。 目次 1.自車思い通りに操るために、車両感覚を鍛える【日常の ...
運転が上達しないと感じる人は、他車優先に徹すること
ドライブ大好き人間の私が10年目くらいに行きついた結論です。
タイトルは文字数の関係で「他車優先」と書いていますが、つまりこういうことです。
ポイント
周りの車がスムーズに走る運転をすること
理由は単純で、自分の運転は交通の一部だからです。
自車を優先してもスムーズに走ることはできず、危険にも繋がる
少しピンと来ないかもしれませんので、具体的に解説していきます。
逆に自車を優先すると、どうなるか?を考えてみましょう。
「自車を優先」と書くと自分勝手で悪いイメージがしますが
意外とそうでもありません。普段やっていることです。
- 信号が青になって何も考えずに加速しても、すぐ前の車に追いつく
- 渋滞中、動きそうな車線に移っても、結局元の車線が動きそうなので戻る
- 狭い道で、ギリギリ通れるので突っ込んでも、結局待った方が早い
つまり、他の車が走っている公道である以上、
自車を優先しても、自車の動きは他車に依存してしまいます。
結果、自分に悪影響を及ぼし、自分って運転が上達しないな~
と感じる訳です。
つまり、
ポイント
他車を優先することで、結果として自車がスムーズに走れる
と言うことです。
他車優先の具体例を紹介
あなた
でも、具体的にどう考えればいいの?
と言う疑問があると思いますので、
様々なシチュエーションで具体例を記載していきます。
ポイント
共通点としては、先読みして相手が喜ぶアクションを起こすことです。
【赤信号の先頭で、青信号に変わったとき】
前の信号や前の信号の歩行者信号、前の車の詰まり具合を見ながら加速します。
ポイントは、止まらないように、遅すぎないように速度調整です。
他の車に関係ないように思えますが、アクセル/ブレーキが少ないほど
渋滞が少なくなります。ペースメーカーを気取りましょう。(笑)
【渋滞中】
右も左も、どうせ同じ進み具合です。
フラフラすることで、余計に渋滞が増します。
また、合流で車が入ってくる際には、快く入れてあげましょう。
【狭い道や狭い交差点】
前から車が来たら待つだけでなく、
狭い交差点では可能な範囲で左右から車が来る様子も確認しましょう。
場合によっては、曲がってくるまで待ちましょう。
ここまでは、先ほど例に挙げた基礎的な場面ですね。
少し発展形も記載していきます。
【車が多い道を30~40km/h走行時、対向車が右折待ちしているとき】
譲る、だけではスムーズじゃありませんね。
・後方から自転車やバイクが来ていないか
・曲がった先に歩行者がいないか
も確認してから譲るといいでしょう。
また、止まらずに譲ることもできます。
少し手前からアクセルを抜いて車間を空けておきパッシングすると、
自車の車線の通行を乱さずに譲ることができます。
40km/hで走っていたら、35km/hに落とすだけで、けっこう車間が空きます。
【車の多い高速を走行時、追い越してきたトラック・バスの後ろに車が連なっている時】
トラックやバスは走行車線に戻りたくても、車が多くて戻れない場合があります。
車間を多めに取ると、入ってくる場合が多いです。
高速の渋滞防止に繋がりますね。
トラック、バス以外でも、左右どちらかの車線にフラフラ寄ってる車もたまにいます。
このような車はだいたい車線変更したいので車間を空けると入ってきます。
繰り返しますが、他車を優先することで、結果として自車がスムーズに走行できます。
一方で、ハッキリ言って自己満足のような項目もありますよね。
あなた
渋滞防止に繋がっても、自分の後ろじゃん!意味ないじゃん!
って声もあるかもしれません。
ここは、自己満足でもいいと思います。
相手を思いやる自己満足なんて、自分もハッピー、相手もハッピー、悪いこと無しです。
上級者向け【追突させない運転を目指す】
最後に、上級者向けです。と、言うか究極系です。
後続車に追突させない運転を目指しましょう。
追突してきた相手が悪い、と言っても、損するのは自分です。
自分のためにも、極力防げるのであれば実行したいですよね。
上級者向けではありますが、大した技術ではありません。
実際に私が信号待ちで追突されて以降、編み出しました。
100%相手が悪いが、自分に防ぐ手段は無かったのか?
と考えられたのは運転が好きだからですね。
運転技術と言うよりは、マインド的に上級者向けです。
最近は教習所で教えないらしいポンピングブレーキを活用
ブレーキの基本である(と教えられた)ポンピングブレーキも
最近は不要説が出ていますね。
そもそもブレーキ時にタイヤをロックさせないためのブレーキテクニックですから
新車にはABSが全車に装着されている現代では不要説も一理あります。
それどころか、ABS動作時はフルブレーキ踏みっぱなしが基本ですから
中途半端にポンピングすると止まるまでの距離が長くなります。
パカパカブレーキを踏むと乗り心地も悪いですしね。
前置きが長くなりましたが、ここで言いたいのは、
ポイント
ブレーキランプを点滅させるということです。
ブレーキをチョコンと踏むと、ブレーキの掛かりの浅さに関わらず
ブレーキランプは煌々と点灯します、
コレを活用し、赤信号が見えたら、ブレーキにはまだ早くても
ブレーキペダルを浅く、何回かに分けて踏むと、ブレーキランプは点滅します。
後続車の運転手
前の車、ブレーキランプがウザい
と思われたら大成功です。(笑)
(そこまでやらなくてもいいです。)
後の車に、減速することをアピールできればOKです。
ちなみに、深夜の国道で自車1台だけ信号待ちしているような場合は、
停止線の前で超ゆっくり走りながら、この方法で自分の存在をアピール、
なんてことも有効です。
(一回追突されると、怖くてここまでしたくなります。)
後続車との車間距離を空けすぎない
もう一つのポイントは、後続車との車間距離を空けすぎないことです。
後ろの車が遅くても、先に行かずにペースを合わせることでリスク低減になります。
後続車からすると、前の車が近くにいれば、追突もしにくいですし、
仮に追突されても、速度差が少ないほど衝撃が小さいです。
ただし、後ろの車に気を取られて、自分が追突しないように気を付けましょう。
後続車との距離が、ミラーを見なくとも視界の端っこにあれば何となくわかる
くらいの方でないと難しいですね。
おわり
運転が上達しないと感じる人のステップアップになると嬉しいです。