急に発生するトイレの漏水、困りますよね。
・原因はどうやって調べる?
・どうやって直す?
こんな疑問にお答えします。
目次
1.漏水の原因を突き止める【考え方も記載あり】
2.不良品を購入・交換する。
我が家のトイレが最近水漏れしました。
設備屋歴9年の私が直した際の方法です。
※ここに記載してあることは自己流であり、完璧ではありません。
あくまで参考として頂き、作業する場合は自己責任でお願いします。
漏電など、思わぬ危険がありますので
基本的にはプロである業者さんにお願いしましょう。
この記事は、
「同じように考えると何か困ったときに対応できる。」
という趣旨で書いています。
なので、考え方を中心に、順を追って解説していきます。
漏水の原因を突き止める。【考え方も記載あり】
まず原因を突き止めなければいけません。
そのとき必要なことは、順を追って調査することです。
設備屋として私が9年間培ってきたうち、基本的な事柄です。
しかし、このように自分で考えられるまで時間がかかりました。
まずは準備編です。
・コンセントを抜きましょう ⇒ 漏電を防止するため
・トイレの取扱説明書を探しましょう
取扱説明書が見つからない、という方もいると思います。
そんな時はトイレのとこかに型式の書いたシールが貼ってあると思います。
こんなやつです。
「DT-B183」が型番ですね。「BN8」は色です。
その型番で検索しましょう。
このご時世、取扱説明書はPDFファイルでダウンロードできます。
まずは取扱説明書を読み、記載があればその通りに実行しましょう。
また、ググってみるのもありですね。
既に同じ症状の人が情報発信しているかもしれません。
今回は、取扱説明書やインターネット検索で
解決できなかった我が家のトイレの場合を記載します。
考えられる原因の「元」を考える
まずは、考えられる原因の「元」
つまりどこから漏れる可能性があるのかを考えます。
これは、事象を正しく把握するうえで必要になるからです。
具体的には、タンクがあるトイレの場合、
給水1 ⇒ トイレのタンクに水を入れるルート
給水2 ⇒ タンクから便器に水を送るルート
排水 ⇒ 便器から下水管に水を流ルート
この3つしかありません。
そして上記のうち、②と③については「配管の接続部が少ない」、「可動部が無い」
などの理由から可能性は低いと考えられます。
・給水1 ⇒ トイレのタンクに水を入れるルート【可能性:高い】
・給水2 ⇒ タンクから便器に水を送るルート【可能性:低い】
・排水 ⇒ 便器から下水管に水を流すルート【可能性:低い】
事象を把握する。
次に、どのような事象が起こっているのかを把握する必要があります。
これを誤ると、以降の原因究明や対策が違う方向に進んでしまうからです。
また、これにより原因の想定範囲を絞り込むことができ、原因箇所の調査が簡単になります。
具体的には、我が家の場合、
・タンクの裏側から水が伝ってきている。
・水を流して手を差し入れてみると、タンクから水が垂れている。
・それほど多い量ではない。(ポタポタ程度)
このような事象が確認できました。
この時点で、先ほど考えた①~③のうち、③が削除できました。
・給水1 ⇒ トイレのタンクに水を入れるルート【可能性:高い】
・給水2 ⇒ タンクから便器に水を送るルート【可能性:低い】
・排水 ⇒ 便器から下水管に水を流すルート【可能性:低い】
可能性が高い①、低い②の順に調査をしていきます。
具体的な原因調査
ここまで出来たら、いよいよトイレと向き合い、具体的な原因調査です。
考えるだけでは直りませんので、手を動かしましょう。
(カビが多くけっこう汚い画像が出てきますので、苦手な方は見ない方がいいかも・・・)
我が家の場合、
まず、タンクの蓋を外します。
ここで水が出そうなノズルが確認できますね。
このノズルの差し込み先である蓋にパッキンが見えます。
ここが想定原因の一つ目です。
パッキンを観察してみましょう。
(後から撮った写真なので、部品が外れています。)
剥離しています。恐らく原因はコレでしょう。
せっかく蓋を開けたので、他に原因がないか点検してみます。
中蓋を外すと、タンク内が見えますね。
先ほどのノズルから水が出ますので、写真のように指で内側に押し、
トイレのレバーを少し引いてみます。
(全部引くと勢いよく水が飛び出し悲惨です。写真のように・・・笑)
水がチョロチョロ出たところで、他の配管部に漏れがないか確認します。
今回の場合は問題ありませんでした。
と、いうことで、原因は、蓋についているパッキンが原因であることがわかりました。
先ほどの①~③でいうと、①ですね。
複数要因の可能性は?
ここで、排水からの漏水など複数原因の可能性は無いの?
という疑問もあるかと思います。
可能性はあります。
ただ、1か所ずつ直していきましょう。
理由は2つあります。
・2か所同時に不良となる場合が少ない
・1か所目を直さないと2か所目の原因がわからない
わかりやすく、
「スマホの電源が急に消え、起動できなくなった場合」
を例にしてみましょう。
この時、考えられる原因と対策は以下の2つです。
・電池がない【対策:充電】
・内部の故障【対策:基板交換】
この両方が同時に起こった経験のある方、いますか?笑
無いとは言い切れませんが、非常に稀なケースですよね。
そして、仮に同時に起こった場合、
とりあえず充電してみますよね。
充電しなければ、②が原因ということがわかりません。
このように、例え複数の原因があったとしても、
コツコツ見つけて直していくしかないのです。
不良品を購入・交換する
さて、原因が特定できたら、直しましょう。
原因がわかってスッキリしても、直さないといつまで経っても解決しません。
型式から部品を検索する。
部品の入手には、いくつかあります。
ここでおススメする方法は②または③です。
① ホームセンターなどで購入する。
⇒ 細かい部品は在庫がないことが多いので、取り寄せに時間がかかる。
② メーカーに電話して購入する。
⇒ 電話で型番を伝え、症状を伝える必要があります。(一番確実ではある。)
③ インターネット通販で購入する。
⇒ 型番と部品名で検索すると、いっぱい出てくる。
でも検索結果が多すぎて探すのに慣れが必要・・・
部品名がわからない場合は②のパターンで相談するといいですね。
自分で検索できる方は③が楽です。
今回の我が家のトイレの場合、
DT-B183(型番)+パッキンで検索を掛けましたが、探しきれませんでした。
いくつか検索結果を見ているうちに、「手洗吐出口」という部品があることを知り、
この部品ごと交換しなければいけないことを知りました。
今回買ったのは「A-4939/BN8」という部品です。「BN8」は色です。
なかなか部品名が見つからないことも多くあります。
この部品検索が最大の難関かもしれません。
部品を交換する
いよいよ部品交換です。
部品交換して、やっと解決ですね。
必要と思われる工具は事前に準備しておきましょう。
外した後に組み立てられないこともあり得ます。
バラしながら写真を撮っておくのもオススメです。
部品の剥き、バネの有無’(油断すると飛び出すので)、
ツメの位置(特に古いとすぐ割れるので)には、特に気を付けましょう。
今回の場合は簡単です。
ここのビスを2つ外すと取れます。
ビスをタンク内に落としたりすると飛散ですので、気を付けましょう。。
無理はしないこと【プロの業者さんに頼むのが基本】
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
冒頭にも書きましたが、この記事は
「同じように考えると何か困ったときに対応できる。」
という趣旨で書いています。
基本的にはプロである業者さんにお願いしましょう。
それは、感電など、思わぬ危険が潜んでいるからです。
今回の作業を行う上で、水が撥ね、抜き忘れのコンセントに飛んで漏電した、
手が挟まってケガをした、なども考えられます。決して無理はしないでください。
おわり
無理せず、困ったときは誰かに頼りましょう。
でも、もし自分で何とかしなければいけないときに役立つことを祈っています。